少しずつ、塾に慣れてきたと思ったら、いつの間にか教材に埋もれていた・・・
こんな経験をされているご家庭も多いのではないでしょうか。
塾に限らず、通信教育でも同様。
テキストやプリント、会報やイベント案内に事務連絡。
そして志望校のパンフレットや文化祭のしおりなどなど・・・。
中学受験を決めて、本格的に取りかかるとプリントやテスト、成績表、ノートなど容赦なく、かつてないスピードで増えてきます。
受験期の3年間でのプリントやノート、教材などを重ねると、3mを超えるご家庭も珍しくありません。
当然、子どもではこれだけの量を整理するのは不可能です。
そこで、お父さん、お母さんの出番です。
効率よく整理するためのスペース作りから、復習しやすい整理整頓をお子様に合わせてフォローしてあげましょう。
ポイントとしては、必要な情報にアクセスしやすい分類を行うこと。
いくつかアイデアを出します。
例えば、日能研やサピックスでは、カリテや毎週のチェックテストに始まり、マンスリーテストがありますね。
希学園や浜学園でも公開テストや、実力判定模試など、様々な狙いに合わせて定期的なテストがあります。
・毎週のテストは、その週のつまずきを見つけるため。
・マンスリーテストでは、できると思っていたが忘れてしまった部分を見つけるため。
*それぞれ、その狙いに合わせて、フォルダBoxを作り目的に合わせて利用しやすい整理をする。
*間違った箇所に付箋を貼り、すぐに見直せるようにしておく。
あるご家庭では、間違った箇所をスキャナーでコピーし、ノートに張り付け、教材、テストごとに復習ノートを作り、その他の問題は片づけてしまう。
という方もいます。
基本的に塾の教材は、直近の課題を徹底的に復習するほうが効率がいいため、スパイラルで何度も繰り返し学習するカリキュラムになっています。
6年生の志望校演習の時期なら別ですが、入試演習に入る前の時期であれば、課題の復習期間にも期限があることを意識して、必要な課題だけをピックアップすると良いと思います。
一般的に、週テストであれば、1~2か月、公開模試等であっても2~3か月が復習期間です。
これより前のものに取り組む場合は、苦手克服等、別のねらいがないと無駄になります。
この場合は、重点克服のため、間違い直しではなく、新たに問題練習を重ねたほうが良いでしょう。
復習に囚われて、いつまでも片付かないといったことが無いように、常に必要な項目だけ、ピックアップしてまとめる、その他は片づける。
といった割り切りも時には必要です。ご参考に。
#中学受験 #塾 #教材