今回は、3,4年生向けのアドバイスです。
覚え方のコツとして、以前紹介をしたメモリーツリーを元に、更に効果的な覚え方を紹介します。
そのコツとは、ズバリ『比べること』です。
特に、理科や社会で、似ているもの、まぎらわしいものは多いですよね。
「比べること」は、理解をするうえで非常に、効果的な方法です。
「比べること」によって、違いを理解でき、知識を確実に定着させることができます。
例えば、
発芽の条件を例にとってみましょう。
植物の発芽には、「水」「空気」「適した温度」の3つが必要である事を実験する授業があったとすると、
①水あり、水なし
②空気あり、空気なし
③温度25°、温度5°
④日光あり、日光なし
という実験をしますね。
その場合、実験によって「比べるポイント」と「実験のねらい」が隠れています。
①水 ・・・ねらい:発芽には、水が必要なことを確かめる
②空気 ・・・ねらい:発芽には、空気が必要なことを確かめる
③適切な温度 ・・・ねらい:発芽には、適した温度が必要なことを確かめる
④日光 ・・・ねらい:発芽には、日光は関係ないことを確かめる
比較することによって、何が違うのか、比べるポイントを明確にしながら理解をすると、
似ているものや、まぎらわしいものにもしっかり対応することができます。
こうした比べる力は、算数の文章問題の条件を整理する力にもつながりますので、
いろいろなものを比べみましょう。
#中学受験 #理科