皆さん俳句は好きですか。
普段の生活で俳句を書くという機会はあまりありませんので、
苦手な分野だ。という人も多いのではないでしょうか。
慣れ親しんでいないと、取っ付きにくいですよね。
でも、俳句は中学入試でも、出題されることが多い分野です。
取り組みやすくするための、ちょっとしたきっかけを紹介します。
例えば下記のような穴埋め問題を見てみましょう。
①五月雨を集めてはやし【 】
②柿くえば鐘がなるなり【 】
③流氷や【 】の門波荒れやまず
空欄に当てはまる語句を、記述したり、選択肢から選んだりする場合、
まずは、5・7・5の文字数で、何文字の部分の語句か見てみましょう。
(一部例外の句もありますが、大体の俳句は5・7・5ですよね。)
次に問題文の俳句を読みながら、想像をふくらませてみましょう。
例えば、
①であれば、降り続く雨を集めた5文字の川がすごいはやさで流れている様子
②であれば、鐘の音が聞こえてくる5文字の場所
③であれば、流氷が流れてくる3文字の場所
といった具合に、文章をよく読んで頭の中でイメージしてみると、
選択肢から、正解を選びやすくなります。
俳句は、よく読んで、頭の中で光景をイメージしてみる事を繰り返し行うことで、
『作品を味わう力』が身に付きます。
言い換えると、『作品から情景をイメージできる力』といえます。
家族旅行で尋ねた場所や住んでいる近くの有名な俳句や短歌を調べて、
体験と合わせて学んでいくと、自然と親しみやすくなります。
ぜひ、旅行先の思い出を楽しむためにも、一工夫してみましょう。
<答え>
①【最上川】さみだれを あつめてはやし もがみがわ
②【法隆寺】かきくえば かねがなるなり ほうりゅうじ
③【宗谷】 りゅうひょうや そうやのとなみ あれやまず
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