中学受験を決めた後、学校見学や文化祭に参加した際の生徒さんたちの姿や触れ合いを通して、志望校を決めたケースは比較的多いようです。
未来視点で、自分の姿と重ね合わせて志望しているケースは理想的ですが、中には学校のイメージやブランドだけで、志望校を決めてしまうケースもあるようです。
こういった場合は、本当に「合う学校」かどうか、見極めることが大切です。
極端な例ですが、勉強はどちらかというと、声をかけられてから渋々するようなお子様が、最難関を目指し合格できたとしても、成績がどんどん落ちていく、授業についていけない、学校のスタイルが合わないなどのケースが出てきます。
というのも、最難関校に通う生徒は、そもそも言われてから勉強するような生徒はほとんどおらず、自分で勝手に勉強をすすめ、中学1年生の段階で大学受験レベルの問題を勝手に解いてしまっているような生徒が普通にいます。やらされて勉強をするケースは少数派だと思った方がよいでしょう。
また、難関校でも進学に力を入れている学校では、週5日の授業、朝夕の補講授業など、履修時間を多くとられているケースが多々あります。
進学実績を上げている学校は、こうした自ら学ぶ意欲をもって取り組める生徒の努力によって成り立っています。
中学受験が終わって、大学受験まで悠々自適に6年間を過ごすということはほとんどないと言えます。
最難関、難関校に入れれば、高学歴の大学合格実績が約束されるような「親の勘違い」があるようであれば、中学に入ったら、もっと勉強を切磋琢磨して頑張らないと大変になるな。と認識を改める必要があります。
小学校3・4年生の段階で、いい成績を収めているけれども、それほど勉強が好きではないお子様に、流れに任せて最難関を目指すことを知らず知らずのうちにに押し付けてるケースは多いように感じます。
お子様はいかがでしょうか。
中学校に入って、どんな学校生活を送りたいかのビジョンを持っていますか?
お子様が何をやりたいのか把握できていますか?
スポーツ?、芸術?、勉強?、課外活動?
是非、お子様のやってみたいこと起点で志望校を考えてみてください。
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