今日は、『聞く技術』について解説したいと思います。
聞く技術というと、どんな技術か気になりませんか。
聞く行為に技術なんてあるの? という声が聞こえてきそうですね。
でも、この『聞く技術』というのは塾の授業を受ける場合、必須の技術になります。
塾で同じカリキュラムで、同じ講義を受けているのに、差が出てしまうのはなぜでしょう。
あるいは、なかなか成績が上がらないのはなぜでしょう。
いろいろな要因はあると思いますが、聞く技術もその一つの要因になると考えます。
段階に沿って技術(聞き方の習慣づけ)を習得することが可能です。
・先生の話した内容をメモに取る。
これはごく普通のことに思えますが、これでは受け身の情報取得のため、なかなか自分のものにすることはできません。 何度も繰り返し学習を行い、理解するまでひたすら覚える作業の繰り返しになりがちになります。
・先生の話を聞いた後に、要約し自分の考えやポイントをまとめる。
これができるようになると、要点がつかめるようになるため、ある程度は応用のきいた対応が可能になると思います。 ある程度、習得した知識をアウトプットしているからです。
・先生の話を聞きながら、自分の考えとどこが違うか、自分だったらどうのように説明しているか、先生の伝えたいポイントはどこか、なぜ、それが重要なポイントなのか。 など、自分がアウトプットする前提で内容をまとめる。
一見すると、ぼーっと聞いているような感じですが、聞きながら大量の情報処理を行います。 学力の高い児童たちは、大抵このような聞き方をしています。
聞きながら、自分の使える知識へ置き換えているので、理解した情報だけが記憶されていきます。即ち、記憶するために苦しい作業を行う必要がないのです。
こうした聞き方の積み重ねが、大きな差になっていきます。
この技術は、習慣によって身につくものなので、日頃から練習すると良いでしょう。
お子さんにその日に学習した内容を説明してもらう機会を持つと、自然とアウトプットする感覚が身についてきます。
アウトプットする感覚が身につけば、自然と『聞く技術』 も向上します。
ぜひ、お試しください。
#中学受験 #聞く技術
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