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動物・植物は体験から



中学受験の理科で、「受験生がいちばん点が取れない分野」と聞いて、どんな分野が浮かびますか?


電気や力学、地学(天体)、水溶液 などを浮かべる人が多いと思われがちですが、実は、実際に最後の最後まで苦戦するのは、動植物の分野なんです。


難しい水溶液や電気、力学の問題は正答できるのに、なかなか最後まで対応できない受験生が以外にも多いのです。


都会に住んでいて、動植物に触れあったり、注意深く観察したりする機会が減っているのが原因かもしれません。


出来るだけ、低学年のうちに興味を持って観察したり、図鑑で調べたりといった、フィールド体験をすると抵抗なく覚えていきやすいようですが、何となく体験を優先してもなかなか興味を持たせるのは難しいので、少しだけ工夫を入れてみましょう。


例えば、アブラムシは、テントウムシに食べられてしまう。


でも、アリがテントウムシを追い払ってくれる。

でもその代り、アリはアブラムシが分泌する甘い汁を吸う。


といった関係で覚えたり、


肉食か草食で顔つきの違いをグループで分けたり、習性の違いで分けても面白いですね。

肉食のカマキリと草食のバッタでは、あごの頑丈さや大きさがかなり特徴として分かれますので、比べてみましょう。



他にも、食物連鎖や、生態系の特徴で覚えるようにするとイメージがわきやすいですし、

名前の由来の知識も合わせて覚えると、楽しんで記憶しやすくなると思います。

例:

マイマイカブリ

 (マイマイ(カタツムリの別名)を捕食している姿が、マイマイを被っているように見えることから)

オオイヌノフグリ

 (イヌノフグリより大きいことから)

イヌノフグリ

 (果実の形状が雄犬の「フグリ」、つまり陰嚢に似ていることから、戦前にそう呼ばれていた)

ヒバリ

 (晴れた日に空高くのぼり鳴くところから、「日晴(ひはる)」の意味が由来)

ヒマワリ

 (太陽の動きを追うように花の向きが回っていくことに由来)

などなど


大切なのは、イメージしやすくすること。

大変だけど、早くからコツコツ取り組んでみよう。


#中学受験 #理科




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