この時期になると、中学受験を目指すご家庭では情報収集、
受験本番組は、受験直前期ということもあり追い込みに勤しんでいることと思います。
直前の追い込みによる奇跡的な学力向上等を期待しているご家庭も多いことでしょう。
教科によっては、劇的に向上する可能性もありますが、国語という教科に至っては、直前期だからといって劇的に学力が向上する。ということは、残念ながら、ほとんど期待できません。
国語は、たいていのご家庭が母国語として、生まれてから今までの年月をかけて、日頃接する言葉の中で習得してきた側面があるからです。
日頃のやり取りされる言葉が同世代ばかりだと、ごく少数の語彙しか使われないため、意図的に読書を重ねない限り語彙は増えず、文章表現や文章の理解は困難になります。
特に親子の会話を重ね、ことわざや慣用句、言い回し、様々な感情表現、大和言葉、漢語、
俳句や詩を諳んじてみる。など、意図的に日常の会話の中で、耳にする機会が多ければ、それだけ、国語の基礎力が知らずに養われていきます。
そのため、できるだけ親子の会話は、豊かな言葉を育む機会になるよう、意図的に働きかける必要があります。
今のご時世、ややもすると「別に・・・」「ヤバイ・・・」の二言で、一日が終わってしまいます。
親御さんの努力が大きな差につながります。
直前期で、それでも国語力を上げたいというご家庭では、意識を少し変えて取り組むとよいと思います。
飛躍的に伸ばそうと考えるのではなく、今まで学習してきたことを思い出し、使えるようにすることで、減点される点数を最小限におさえる努力をしましょう。
また、漢字や熟語なども学習した範囲は確実なものにしましょう。
時間があるご家庭は、日頃の会話から。直前期のご家庭は、減点されない対策を意識すると良いでしょう。
#中学受験 #国語
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