第3弾
今回は樹木についてお話します。
樹木は植物の中ではあまり入試の出題頻度は高くはありませんが、いくつか覚えておきたいものがありますので紹介します。
まずは問題です。
①アジサイ ②カエデ ③ブナ ④クヌギ ⑤シイ
⑥コナラ ⑦ツバキ ⑧ツツジ ⑨マツ
⑴①の冬芽はどうなっているか答えよ
⑵②の別名を答えよ
⑶③~⑥のドングリのうち陰樹はどれか、また、落葉樹はどれか答えよ
⑷⑦、⑧のうち離弁花で鳥媒花なのはどちらか答えよ
⑸⑨のりんぺんにある風に飛ばされやすい仕組みを持つ部分を何というか答えよ
答えは
⑴何枚も重なっている
⑵モミジ
⑶陰樹:③、⑤ 落葉樹:③、④、⑥
⑷⑦
⑸空気ぶくろ
①のアジサイが樹木というのには驚いた人もいるかもしれません。
普段花に見えるのは実際は「がく」です。間違えやすいから注意しておきましょう。
冬芽が特徴的なものには、他にも毛の生えたモクレンや粘りのある液で覆われたトチノキ
などがあります。
②の代表的な品種に「イロハモミジ」というのがあり、実はプロペラのような形をしています。
秋には、紅葉しますが、中にはイチョウのように黄葉する種もあります。
紅葉するのか、黄葉するのか注意して見ておきましょう。
同じ読み方だけど字を間違わないようにしましょう。
③~⑥が入試に出るときは陰樹と陽樹の区別、落葉樹と常緑樹の区別が多く出題されます。
③、⑤が陰樹、④、⑥が陽樹、③、④、⑥が落葉樹で⑤は常緑樹です。
他には、樹皮の写真から識別する問題も時々出るからよく見ておきましょう。
⑦、⑧とサザンカは間違えやすく、ツツジは合弁花で虫媒花、ツバキとサザンカは離弁花で鳥媒花です。よく復習しておきましょう。
⑨は花粉の拡大写真がよく出題されます。確認しましょう。
#中学受験 #理科
Comments