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記述題を恐れない

今回は国語で受験生が苦戦する記述問題についてお話します。


国語の問題には主に

漢字、語句、文法、選択肢問題、書き抜き問題、そして記述問題 と、大きく6つに分かれます。


最初の3つは知識分野なので知っていれば問題なく取り組めるはずです。

また、ある程度の内容がつかめる人は、選択肢問題や書き抜き問題は文中に答えがあるから簡単と思っているかもしれません。


ところが、記述問題では 


・見当外れなことを書いてしまいそうで恥ずかしい

・指定字数の8割に満たない

・指定字数以内にまとめられない


ということになってしまうため、

中には、「記述題は捨て問」と思っている人もいます。

つまり、記述問題を恐れて諦めてしまう問題にしてしまうということです。


でも、選択肢問題や書き抜き問題は部分点がもらえないのに対して、記述問題は真逆のことを書いたり、文中に書いてない勝手な解釈を解答に交えたりしなければ部分点がもらえます。

しかも、記述問題は配点が高いので、完答できれば一気に点数を稼げてとっても「得」な問題とも言えます。


けれど、その分、難しいため、上にあげたような状態に陥ってしまうわけです。



「見当外れなことを書いてしまいそうで恥ずかしい」というのは弱気な性格やテスト慣れの少ない人にありがちな傾向ですが、そんなこと言ってる場合ではありませんよね。


受験は戦いです。恥ずかしいなんていう考えではダメなのです。


間違いを恐れずとにかく書くことが重要です。


では、記述問題を解くコツを少し教えます。


まず


・論説文や随筆では、何をテーマにしている文なのか理解することです。


これはタイトルにヒントが隠されている場合もあるので、それを踏まえたうえで文を読んでみましょう。


・物語文では、誰が主人公か、主人公の心の変化を意識しながら読むのがコツです。


・韻文では、比喩表現(特に擬人法が使われている部分)に注意してみましょう。



問題を解くにあたって1番重要なのが


・当然、問題をしっかり読むこと。(何を質問されているのか理解すること。)


この質問を間違って解釈してしまっては正解は導き出せないですよね。



次に


・その質問(傍線部)に含まれるキーワードを使っている個所にチェックすること。


(その言葉を含む箇所の前後に答えがある場合が多いので、近くになければ、文中からキーワードの言葉を探してみましょう。)



間違えやすいのは答え方です。


・質問に合った形で答えを終わらせること。


例1:~の理由を答えなさい。や 何故ですか。ならば → ~だったから



例2:どういう心情か答えなさい。ならば → ~な気持ち  



例3:この時の○○の気持ちの変化を答えなさい。 ならば → 始めは△△だったが、??(気持ちが変化する原因となった出来事)があってから□□という気持ちになった。



などと答えるといいでしょう。



試してみてください。


#中学受験 #国語






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