今回は、通信教育や家庭教師、個人指導塾等で頑張っている方向けのアドバイスです。
受験勉強を本格的に始めているご家庭の中には、通信教育や個人指導塾で、自分のペースでじっくり学習している人も多いと思います。
通信教育は、自主学習で自分のペースで進められるので、しっかりと理解しながら進められるのが大きな利点です。
また、スケジュールを調整しやすいので、習い事との両立もしやすいというところが魅力です。
個別指導塾や家庭教師で頑張っているご家庭も、同様の利点があります。
このような学習で中学受験を目指す場合は、少し意識して欲しい点があります。
その一つが、制限時間内での解答力。
自主学習では難しい問題にじっくり取り組めるのが利点ですが、反面、時間内で解答する力が甘くなってしまいます。
中学受験は、あくまでも試験なので、制限時間内に解答する力、解けない問題と解ける問題を見極めて、解ける問題から解答する。
という力も必要になります。
試験の緊張した時間の中で、速やかに解ける問題を見つけるのは、ある程度訓練が必要です。
時間をかけてじっくり取り組めば、解ける。という理解では、太刀打ちできないと考えたほうがよいでしょう。
そのために、問題に取り組むにあたり、学習用タイマー等のツールを使い、しっかり時間を計って取り組むように気を付けるとよいでしょう。
そして、特に通信教育で自主学習をしている人が陥ってしまうのが、時間をかけない取り組み方です。
具体的に言うと、例題などで少し易しい問題に取り組んだ後、例題パターンの単元問題にすぐに取り掛かってしまうことで、理解不十分でも、解答できてしまうため、理解した気になってしまうという問題があげられます。
本来50分程度かけてじっくり考えるカリキュラム・単元を、20分程度で片づけてしまい、何となくの理解のまま正解できていることに気が付かず、結果、発展問題などでは対応できなくなるという事態に陥ってしまうのです。
そもそも問題には時間をかけてじっくり取り組むべき問題と、短い時間内に速やかに解く必要のある問題と大きく2パターンの分類がありますが、自主学習の場合、その両方を見落としてしまう危険があるのです。
通信教育や家庭教師、個人指導塾等で頑張っている方は、取り組む学習時間のコントロールには、十分に気を遣うようにしてください。
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