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電気の流れをつかむ


今回は電気の分野についてお話します。

電気というのは目には見えないし、公式も具体的な数値を使わなかったり、なぜその公式で求まるのか、わからない文字式もよく出てきますので、苦手としている人も多いのではないでしょうか。


よく出題されるものに、いくつかの回路図のある場所を指して、一番大きな電流が通っているのはどこかを問う問題があります。

こういった問題は、時間がかかる上に配点は低く、たくさん出題されることが多いのです。

そのため、速く正確に処理する必要があります。


例えば、豆電球に流れる電流を求めるために、乾電池のあるところを①として考えている人はいませんか。

豆電球に流れる電流を求めるとき、まず考えなくてはならないことは、豆電球にかかる電圧を求めることなのです。

電圧が求まってこそ比例計算に持ち込めるのです。


ここで計算をしやすくするために抑えるべきポイントがあります。


・〇や□で電圧と電流を区別すると混乱を防ぐことができます。


・線分図でどこからどこまでにどれだけ電流が流れているか区切って整理するので

一目瞭然です。


・豆電球が並列となっている部分の電圧をその並列内の直列個数の最小公倍数にそろえれば①とするより計算が楽になります。

(例えば3個、2個と上下で違う個数の豆電球が並列になっているなら電圧を⑥とする等)


これらは特に重要ですので、覚えておくようにしましょう。


そして最後に、それぞれの豆電球にかかる電圧が電池何個分かを考えればいいのです。

電気の分野を得意にするためには、実践していくことが大切です。


#中学受験 #理科





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